ミッション
人間の生命を維持する農業は、人間とともにあった。一万年以上、農民は大地を耕し、食べものを供給してきた。その後、科学が進歩し化学肥料や農薬ができることで、食糧生産は急速に伸びたが、そこには大きな弊害があった。しかし、だからこそ安全・安心・健康そして地球を守るという重要な使命があることを、農民は自覚するに至った。
農民としての全人生をかけて、美味しいものを作り、安全で安心なものを作り、それを家族や友人たちと共有できること。それこそが我々農民の誇りである。農業は人類の健康と幸福につながる仕事であり、我々の子供達が誇ることのできる仕事である。
そのような思いを持った農業のプロ=アグリマイスターを育成することが、未来の社会への貢献につながると信じる。
規範―ポリシー
1 お客様に、喜んでいただける作物を創ることをモットーとする。お客様の豊かで、幸福な食生活になくてはならないものを提供する。
2 全ては、美味しいのために、自分の時間を捧げ、驚きを与えるものを創る。
3 そのために、日夜 チャレンジ精神を忘れない。常識にとらわれない取り組みと創造力を発揮し、決して諦めることのない姿勢を堅持し、問題に対処する。
4 地球の温暖化による天候異変がたびたび起こるなかで、自然を相手にして、生産する農業者として、安全を確保し、安心して食べていただける作り方と情報の開示、トレーサビリティの記録に心がけます。
5 美味しい作物を作るには、土の管理が大切であり、有用で有効な微生物肥料を活用して、美味しい物が作れる土作りを目指します。
6 アグリマイスターは、互いにその分野のアグリマイスターに尊敬の念を持って接する。
自らの技術を隠すことなく、次の世代に継続させるための継承に心がける。美味しいものを作るのは、あくまでも「人」である。
アグリマイスターの資格の基準
1 耕作面積は 300坪以上とする。
2 アグリマイスターの商品は、食味分析をかけて、有識者が基準とした数値を全て超えることとする。
数値は、
①ブリックス
②旨味(グルタミン酸)
③硝酸態窒素
④ビタミンC
⑤抗酸化力とする。
4 アグリマイスターは、実技および試験を合格したものとする。
5 アグリマイスターは、年会費を支払わねばならない。
6 アグリマイスターは、基準を超えた作物に、アグリマイスター証票を貼ることができる。